2024年11月02日
※猫の名前、背景写真は仮です。
餌場に寄り付かず、姿は見かけるものの地域猫としての管理は難しいと考え2019年に認定を外した「カンタ」。子猫だったカンタも9歳越えで、誰かに餌を貰ってこれまで生き延びてきました。
厳しい顔つきと痩せた身体で、「手が届かない野良猫」といった様子に心配する声もありましたが、縄張りは変えず昨年から毎日姿を見かけるようになりました。
野良猫と戦っているのか怪我が絶えず、痛々しい様子を見せることがしばしばあり、前足の付け根から血を流していたり、最近も足先にえぐれたような傷があります。
やつれた様子に当番が放っておけず、余った餌を与えるとむさぼるように食べ、その後毎日餌場で待つようになりました。
昨年の夏、再認定を考えてはという声があったのですが、地域猫の総数を増やすことにためらいもありました。
しかし餌場に定着すれば大きな怪我の時に対処もできると、前向きに検討することにしました。
但し、定着したと考えるにはまだ不安定で気まぐれな様子もありましたので、定例会では保留の判断が続きました。
秋に入り、活動日誌にカンタが食べないという記載が次第に増え、毎日餌場に現れるもののエサ皿に口もつけないことが増えました。当番に対する警戒心も強いままです。
それでも鳴きながら近づいてくる様子に思わず「何か欲しいの」と問いかけますが、答えが分かるわけもなく地域猫再認定は保留のままです。