2024年05月25日
※写真はイメージです。
野良猫はなぜ存在するのでしょう?飼っていた猫を無責任に捨てたり、その捨てた猫が人間の近くに住み着き餌を得ることで、自然繁殖をして増えていきました。原因は人にあります。
犬猫飼育禁止のはずの地域の中にも野良猫が沢山いた事実。飼い猫と違って野良猫の所業は誰が責任を負うのかという問題にずっと頭を悩ませてきたのです。
猫は「動物愛護法」と言う法律で愛護動物と規定されています。捨て猫行為は犯罪であると明記されています。安易に違う場所に置いてくることは出来ません。
日常的に餌やりをしていた猫に自分の都合で餌やりをやめてしまったり、弱っている猫を放置することもネグレクト(虐待行為)に当たるとして罰せられるのです。
野良猫問題を解決する方法を探る過程に生まれたのが「地域猫」と言う考え方です。
手術をして繁殖制限をし、地域猫として餌を与え死ぬまで健康管理をして野良猫ゼロを目指します。
耳カットされていれば地域猫と誤解している人もいますが、手術済みでも管理されていなければ野良猫にすぎません。
野良猫を不快に思う人とお腹を空かせて可哀想と思う人の対立もそもそも野良猫がいなくなれば問題にならないのです。野良猫がいない世界は寂しいでしょうか?
自由で気ままというイメージは人間が抱く印象にすぎません。
野良猫が生きていく厳しい状況は変わりません。
野良猫に寛容だったのは遠い昔のことです。