2023年12月02日
※猫の名前、背景写真は仮です。
最近、当地域の地域猫に口内炎や歯肉炎の症状が増えてきました。
「黒兵衛」、「アラン」「ハチコ」そして今回は「ケリー」です。
ケリーは、今までも時々固いフードが噛みにくいのか口を歪め、何度も痛そうに口元をこする様子は見せていました。
1か月ほど前にも同じ様子を見せたので、いつもの口内炎かなと考えていました。まだしっかり食べられているからそれほどではないのかもしれない。もう少し様子を見ようという判断をしました。しかし、今度はこれまでと違い症状が進んでしまったのです。
餌を口にした途端激しい痛みに襲われたのか、急に口をこすりながら蹲って動かなくなってしまったのです。慌てて様子を見に行くと、植え込みの奥に逃げ込んで何処かへ行ってしまいました。
飼い猫であれば、病院に駆け込んで点滴や抜歯処置をするのですが、地域猫はまず「捕獲」のハードルを越えなければなりません。もし失敗すれば、餌場にあらわれなくなるリスクをかかえているのです。結局餌に薬を混ぜる方法しかありません。
抗生剤を用意したものの翌日は現れず、次の日は出てきても消耗した様子で餌を食べられない事態になりました。
3日目からは何とか餌を食べ、薬を飲ませることが出来たので、症状の改善は図れましたが、投薬のタイミングを間違えると今回のケリーのように気をもむ結果になってしまいます。これからも対処療法で切り抜けるしかないのかと、また一つ悩みの種が増えました。