
2025年12月20日

背景画像:写真AC
「ケリー」の保護希望の夫婦と意見の相違を埋められないまま11月に入り、少し距離を置くことにしました。
月半ば保護希望者Aさんから慌てた様子で報告がありました。勝手な餌やりと住民の一人に厳しく咎められたのです。通常当会のメンバーは餌やりの時に当会のロゴ入りのネームカードを必ず首に下げるルールがあります。勝手な餌やりと区別するためです。
その際、Aさんは私たちの了解を得て餌やりをしていると話したそうです。私たちは保護希望の話を聞いて夕方の餌やりを容認したわけではなく、キャリーに入れられるように慣れさせるためのおやつ程度ならと伝えたはずでした。
注意した住民が当会に対して不信感を抱いてはいけないと、その後住民宅に直に説明に伺い納得をしてもらいました。

背景画像:写真AC
その日の夜、Aさんから注意してきた住民が怖いのでしばらく当地域に通うのをやめますと連絡してきました。保護をあきらめたのか、時間をおいて再開するのかわかりません。
わからないままAさんからの連絡は途絶えてしまったのです。
このまま年を越してしまうのかと思い始めた12月1日夕方、
「たった今ケリーを保護しました!」とAさんが知らせてきました。
10年もの外暮らしの猫の飼育の仕方を提案する私たちにすべて反発していたAさんご夫婦でしたから、「良かった」という言葉がすぐ出て来ませんでした。保護した後の不安が残ります。それでもきっとケリーを幸せにしてくれると信じるしかありません。
これから地域猫を始めたい方