2025年09月27日
背景画像:写真AC
イラスト:ChatGPT
地域猫の中で一番人懐っこい①ブロックの「ケリー」は、顔なじみの人たちから可愛いコですねと声をかけられることもよく有り、彼女にはファンが多いようです。
以前ケリーに餌やりをしているのを見た人から、夫婦で来ていると具体的な情報も得ていたのですが、ケリーを「家に入れたいと言っている人がいる」と会員の知人から突然連絡がありました。ケリーを迎えたいと言ってきた人はまさにその2人だったのです。
会って話してみると、数年前からケリーが気になり通い詰めていること。この頃膝に乗ってくるほど慣れてきたので捕獲できそうな気がする。もう少し慣れさせて抱けるようになったら家に入れたいという希望でした。その家には保護猫だった先住猫が4匹いて猫の飼育には自信があるような口ぶりでした。
背景画像:写真AC
高齢のケリーにとって家に入れてもらい快適な環境を得られるのは、悪い話ではありません。が、捕獲を簡単に考えていることが私達にはとても気になりました。簡単にキャリーケースに入れられるはずという主張には頷けません。
10年以上外暮らしともなると、ケリーはいやなことの回避は上手なようで、抱き上げるのは難しいと考える担当者は多いのです。
ところが捕獲器を使うという提案は断固拒否をされてしまいました。「残酷だ」と主張するのです。「捕獲器を使うぐらいなら保護をあきらめる」とまで。閉じ込められて見知らぬ場所に連れていかれるのは、ケリーにとってキャリーでも捕獲器でも強いストレス与えるのは同じです。厳しい寒さを迎える前に話し合いしかありません。
これから地域猫を始めたい方