2024年12月07日
画像:写真AC
地域猫活動は餌やり作業だけではありません。環境保全には日々の清掃作業も欠かさず行うことが大切です。
8年間、糞取りを続けてきました。芝生や庭の砂地公園の砂場など、拾った糞の多さがゴミ袋の重みで実感できました。
通りすがりの住民から不審がられ「猫の糞を拾っています」と答えると「猫のためにそんなことまでやっているの。なんと物好きな!」と言われたこともあったのです。しかし続けていくうち作業の目的は浸透していったのか、今では「ご苦労様です」と声をかけてもらえるまでになりました。
活動を始めたばかりには、糞の中に寄生虫を見つけ、駆虫薬を滴下してもらい早期回復につながりました。
或いはゆるい糞で猫の不調に気付くこともあります。整腸剤を飲ませその後の回復を見届けもしています。
当初は毎日の作業でした。猫の数が減って毎日の作業ではなくなり、落ちている場所もほとんど決まってきているので作業の効率も良くなりました。ところが作業する会員の体力や体調に問題が増えてきています。
膝や腰の不調からしゃがみ込む作業は辛くなってきました。会員の多くが無理のきかない中で何とか作業をこなす日々が続いています。
猫の数がさらに減って、糞取り作業がもっと楽になるのはまだ時間がかかりそうです。