2024年04月20日
※猫の名前、背景写真は仮です。
「テツオ」は顔が大きいオスらしい顔立ちのキジトラ猫でした。活動開始をしてから比較的早い時期に捕獲できたため去勢手術を済ませたものの「地域猫」としては長く生きられませんでした。
最初の頃は餌場にもきちんと現れたのに、いつの間にか来なくなり、どうしたのだろうと心配しているうちに姿を見かけなくなりました。
しばらくしてから、隣の地域のゴミ捨て場に死んだ猫がゴミ袋に詰められて捨てられていたと情報が。駐車場で死んでいたそうですがテツオの姿をよく見かけた場所です。茶色の猫だったという話にテツオではないかと思いましたが活動は始まったばかりで、地域猫の耳カットもまだ十分に知られておらず、耳カットの有無も分からないままでした。
会員の中でも知る人も少ない状況の中であっという間に姿を消してしまった地域猫。
これから飢える心配もなく、穏やかな日々が過ごせるはずだったのに残念な結果に言葉もありません。
野良猫は常に危険と隣り合わせの状況で暮らしています。外暮らしをしていれば今でも危険はいたるところにあるのですが、遠出をしなければテツオももう少し生き延びるチャンスはあったはず。
最近は猫が交通事故に遭ったという報告は聞かなくなりました。
しかし、今でも駐車場の車の下を隠れ場所としている地域猫達を見かけます。不慮の事故の心配は残っているのです。