2024年02月10日
※猫の名前、背景写真は仮です。
「タマミ」は8年前不妊手術をされるまで1年に3~4回出産をしていたようです。
地域猫の「クッキー」「ハチコ」「アンナ」はタマミの子供だと思われます。他の子猫達はいつの間にか居なくなったり、死んでしまった子供もいたに違いありません。
猫が苦手な住民の庭で出産を繰り返し困らせていたようです。
出産を重ねたベテランの母猫はオス猫から求められることが多いらしく、タマミは不妊手術が済んだ後もオスに追いかけられていました。
何処が縄張りなのかはっきりせず、餌場にも定着をしませんでした。
いつも動じない様子で庭先やベランダで日向ぼっこをし、地域猫達にも一目置かれている存在でした。たまにエサ皿に向かえばどの猫も一歩引き下がる貫禄ぶりで「ゴッドマザー」のようでした。
亡くなる数か月前から私たちを頼るようになり段々と餌場に現れることが増えてきました。出産や子育てから解放された落ち着いた日々が過ごせるようになったタマミは、穏やかな表情を見せていました。
ある日餌場近くの家の庭で死んでいると知らせを受け引き取りに行くと、汚れてはいたものの眠っているような顔に見えました。タマミには世話をし、管理をし、その他で天寿を全うさせる地域猫活動の目的は果たせたのではないかと思います。