2023年07月08日
※猫の名前、背景写真は仮です。
今年の春、「アラン」は毛が抜けて痛々しい状態になっていると報告しましたが。
再び毛が生えそろいました。今は黒っぽい毛が生えてきて、以前のように真っ白なゴージャス猫の復活とまでは言えません。何か重い病気では、と心配してくれていた人達もほっとしていることでしょう。
アランには脱毛の他にも問題がありました。夏頃から、歯肉炎がひどくなり餌が噛めず、食欲不振になっていたのです。アランも高齢の猫達が抱えている問題に悩まされていました。
全身麻酔が必要な抜歯の処置は高齢猫には負担が大きく、黒兵衛の時のように、失敗に終わるとストレスになってしまうので、今回は抗生剤を飲ませて対処することにしました。
3日ほどで効果はすぐ現れ、食欲不振は改善し元気を取り戻しました。見た目も良くなりしょぼくれたおじさんからボス猫の風格が戻ってきたようです。
きれいな青い目も復活。カメラ前でポーズを決めてくれるようになりました。
まだまだ長生きと考えたいところですが、抗生剤投与は対処療法に過ぎず、根本治療ではないのです。黒兵衛と同様再発のリスクは無くなりません。
ボス猫としてよそ者と戦っていた気性の粗さは抜け、すっかり穏やかになったアランの静かな日常はいつまで続けられるでしょうか。