2023年06月24日
※猫の名前、背景写真は仮です。
茶トラ猫「チャタロウ」は2019年12月に地域猫に認定されたのですが、2年近く過ぎても新人の印象です。
1ブロックの「ウシマロ」と同じように、春先の発情期に迷い込み、元の場所に戻らなくなった若いオス猫です。当時の地域猫の中には茶トラ猫はおらず、初めから目立っていました。2ブロックの餌場の周りをウロつき始めたので、餌をやらないように注意喚起をしていたのですが、やはり何処かで餌付けされていたようです。
秋になっても地域の中から出ていく様子もなく、やむを得ず10月に捕獲して去勢手術を済ませました。
2ブロックの猫達は経験豊富な高齢猫ばかりなので、寛容な態度でこの新人を受け入れ、早い段階から餌場に定着も果たしました。
今では「アラン」や「黒兵衛」と3色トリオを組んで2ブロックの周辺を移動する姿をよく見かけます。しかしメス猫達の評判は芳しくないようです。若いチャタロウは去勢手術を済ませてもオスの本能はまだ残っているようで、彼女たちを追い回しては嫌がられているのです。
かと言って若くて元気一杯な猫なのかと言えばそうでもなく、気管支に問題がありそうで、喘鳴のような音が聞こえることがあり、担当者を心配させています。まだ体調に大きな変化はなく、様子を見ていますが高齢猫ばかりの2ブロックにさらに新しい問題の種を増やしているのかもしれません。