2023年04月29日
※猫の名前、背景写真は仮です。
2018年の春、見慣れないウシ柄のオス猫が地域内を広範囲にうろついている、との情報がありました。発情期独特の大声も気にさわると苦情も出始めました。
シーズンが終われば姿を消すだろうと静観していたところ、その猫は地域猫のオスたちと喧嘩をするわ、メスを追いかけまわすわと、問題を起こしながら一向に出ていく気配がありません。
ウシ柄猫は住民のAさん宅の庭で餌をもらっていました。
Aさんを訪ね、地域猫活動の説明をして理解を求めましたが、Aさんは餌を求めてやってくる猫を可哀想に思い、餌やりをどうしてもやめられないと言います。ウシ柄猫がこのまま姿を消すことはなさそうでした。
熟慮の上Aさんには庭での餌やりをやめると約束をしてもらい、去勢手術をして地域猫として受け入れることにしました。
「ウシマロ」と名付けられた猫は、問題を抱えたスタートでした。
Aさんに餌場への誘導をお願いして、地域猫として餌場に定着し認定できるまで、1年かかりました。
気まぐれな食欲と時々姿を見せない日もあるウシマロに、餌やりをAさんがきっぱり止めてくれたかはわかりませんが、庭猫を増やさないように、これからも働きかけは続ける必要がありそうです。
※5月6日の投稿はお休みさせていただきます。