2022年10月22日
地域猫たちの餌のおこぼれを狙って餌場にはカラスが待ち受けています。高い木の枝から見下ろしているのはまだしも、すぐ後ろを歩いてついてくることもあり、間近にみるカラスの存在に威圧感と恐怖を感じます。
朝、餌やりサポーターから慌てた声で電話がかかってきたことがありました。一人での作業を始めたばかりで「カラスが沢山いるので怖くて餌場に近づけません」というSOSです。カラスは新人と見抜き、大胆な餌の横取りを図ったのかもしれません。駆け付けると自分たちに態勢不利とみてはなれていきました。
今でも、目を離すと軽いエサ皿の場合、咥えて持ち去られることもしばしば、エサ皿は高い木の枝に引っかかっていたり、屋根の上に置き去りにされたりします。回収するのに脚立を持ち出して危険な作業になることもあります。
対策として重いエサ皿(陶器製)を用意する事も検討しましたが、会員に高齢の女性が多かった為、実現には至りませんでした。
猫達が引き上げるとエサ皿を手早く片付け、目を凝らして散らばった餌を拾い集める作業は気が抜けません。
カラスもサバイバルの毎日です。今の環境で生き抜いていく為の人間との知恵比べです。
成果がそれほどでもないと分かったのか沢山集まることはなくなりましたが、顔なじみのカラスは凝りもせず現れます。仲間を呼ぶ声に応じていつものメンバーが集合し、地域猫達の周りをウロウロしながら、今日も隙を狙っています。