
2025年11月22日

背景画像:写真AC
昨年9月にケリーを家に入れたいと申し入れてきた夫婦が、私達の捕獲の協力の申し出を拒否したことはお伝えしましたが、その後再度の話し合いで意見の食い違いがあまりに大きく、保護を前向きにとらえることが出来なくなってしまいました。
先方の捕獲器に対する嫌悪感は、これまで捕獲器を「不妊去勢手術」や「譲渡」のために使ってきた私達にとって根拠があるとは思えず、すれ違いを感じました。ケリーの信頼を得つつあるという自信も、人にすり寄れば餌を貰えると学習してきたケリーの特性にすぎず、特別夫婦に懐いているとは思えないのです。夕方ケリーに餌やりをしている人は夫婦だけでなく、誰にでも餌をねだっている様子は度々目撃されています。

背景画像:写真AC
話し合いの中で私たちが一番問題に感じたのは、捕獲後猫が新しい環境に慣れるまで2、3か月は「ケージ」の中で過ごさせてほしいという要望に対して「そんな可哀そうなことは出来ない。めんどうくさいわね。保護をあきらめようか」という発言でした。
捕獲後知らない場所に連れていかれた猫は、いつも餌をくれている人でも認識できない事態が起こるのは、保護猫活動をしていれば常識といわれることでもあります。外暮らしの長いケリーも例外ではないでしょう。
高齢なケリーに快適で安全な生活を送ってもらいたいという願いは共通であると信じたいのですが、意見の相違は埋まらないままです。
これから地域猫を始めたい方