2024年11月16日
※猫の名前、背景写真は仮です。
2ブロックの「エリ」は、ほかの猫達と一緒に行動することを好みません。
他の4匹の地域猫達と離れた場所で餌を食べています。
警戒心が強く、人間にも猫にも気を許すことがなく、それは9年目になっても変わらないのです。
この頃では慣れた担当者が、背中を撫でたり少しなら抱ける地域猫もいる中で、エリは相変わらず周囲を警戒しながら落ち着かない様子で、餌を食べる状況はずっと変わっていません。
先日、雨を避けて軒先で食べさせていると、急に固まって1点を見つめているのです。視線の先には向かいの住民が窓を開け換気をしていたらしく、それが気になり落ち着かなかったのです。
餌場から距離があってもその警戒ぶりにあきれたことがありました。
そんなエリをこの頃隣町の駐車場で度々目撃するようになりました。
以前から駐車している車のうしろで餌やりをする隣町の住民が居て、元地域猫たちをよく見かけていました。
どうやら2つ目の餌場になっているようで、エリの食欲のムラの原因がつかめました。
時間をかけて現在の餌場に誘導した担当者たちの努力はさておき、地域ぐるみの地域猫活動の必要性が唱えられながら現実は一歩も進んでいません。
1匹だけ離れた場所で餌やりをすることは会員にとって負担になりつつあるのです。