2024年08月03日
背景画像:写真AC
7月に歯肉炎で餌を食べられなくなり、担当者を心配させたアラン。その後いつもの抗炎症剤を飲ませ小康状態を取り戻したと報告しましたが、それも長くは続かない結果となってしまったのです。
早朝、担当者から慌てた声で連絡が入りました。アランが血を流して口元から胸のあたりが血まみれだというのです。「吐血?」内臓からの出血かと不安がよぎります。
餌場にアランはいました。目に力がなく全体的に薄汚れた生気のないアランの佇まいです。生臭い異臭もしています。
しかし思ったより弱ってはいないようで、近づくと見慣れない顔に警戒し逃げ出しました。足取りはしっかりしており深刻な状況ではないと判断しました。
担当者は怪我の時のような鮮血で、口からの出血のようだと言い、内臓の出血のように黒ずんではないとのことでした。胸の前は既に茶色く変色し口元にこびりついた血は赤い色を残していました。歯に何か問題が起きたのかもしれません。けがをしているならまた抗炎症薬で対処するしかありません。
再び警戒するアランを追いかけながらの投薬が始まりました。体調を崩すたびにボロボロな様子になっていくアラン。外暮らしの長毛猫の夏の日々は過酷です。その後の投薬で再び餌も食べられるようになり、少し身ぎれいになりました。