2024年03月16日
※写真はイメージ、猫の名前は仮です。
3ブロックにやってきた迷い猫の話が出たのは2017年10月の定例会でした。
とても人懐っこいオスの猫で、すでに去勢済みで耳カットされていたのです。餌場で当然のように地域猫達の餌を食べ、いつの間にか餌やりの時間に合わせて待ち受けるようになっていました。
飼い猫が脱走してたどり着いたようです。汚れた首輪には「たま」と書いてあるだけで、それ以外の飼い主の手がかりはありません。
貼り紙をして飼い主の連絡を待つことにして近所のスーパーなどに掲示をお願いすることにしました。
意外な形で決着がついたのはそれから間もなくでした。
飼い主の知り合いがたまたま犬の散歩で地域を通りかかり、餌を貰っている「たまちゃん」に声をかけてきたのです。飼い主は隣町の住民でした。その当時は猫の習性に詳しくなかったので隣町から川を超えて地域までやって来ていたことにとても驚きました。
連絡先を交換して、その場で知人に引き渡しました。あっという間にいなくなった「たまちゃん」にほっとしながら、飼い主がどんなに喜んでいるだろうと想像しました。
しかし何日経っても飼い主からは何の連絡もなく、飼い猫を必死に探した様子もなかったので、無責任さに少しがっかりもしたのです。
そんな飼い主のもとで「たまちゃん」は今も元気でいるかなと、いまでも気になります。