2024年01月27日
※猫の名前、背景写真は仮です。
若い頃、大きな野鳥をハンティングしたことがあるドラ。この頃そんな野生的な雄姿を見せることはめったになく、餌場で他の猫達を威嚇しては最初の皿に飛びつく、という食い意地の張った年寄り猫に変貌しています。
野良猫にしては立派だった体格もハリを失い、くたびれた様子になりました。毛玉が目立ちはじめボサボサの毛並みが年齢を重ねていることを実感させます。
猫はシーズン毎に換毛期が訪れます、冬の寒さに備える厚い被毛の期間が過ぎると、暑さに対応するために薄い被毛へと生え変わる時期には抜け毛が餌場のあちこちに落ちています。
猫のグルーミングという体をなめる行為はこの抜けかわる被毛を舐め取って清潔さを保つため、ともいわれています。
高齢になるとこのグルーミングがおろそかになりがちで抜けきらない毛が固まり絡みついたままになってしまいます。
長毛猫の「アラン」は毎年この固まった毛玉がごそっと抜けてしまい、ところどころ皮膚が見える痛々しい姿になってしまいます。しかし、毛玉が張り付いたままだと皮膚呼吸が出来ずに皮膚疾患に繋がることもあるようです。
猫達のこの頑固な毛玉を取り除くにはブラッシングが必要です。触れない猫の隙を見て引き抜くことを試みましたが、思ったより硬くしっかり絡みついていて諦めるしかありません。ハサミでカットは出来るのだろうかと新しい課題に頭を悩ませています。