2023年12月23日
※猫の名前、背景写真は仮です。
2014年にボランティアの方がこの地域の北側の遊歩道を通りかかったのは全くの偶然でした。その時猫への虐待行為を目撃し何とかしなければと、考えるきっかけをつくったのが、「ユミ」だったのです。
地域から少し離れており、虐待していたのは地域の住民ではなかったようですが、棒で叩かれ蹴られたりしてユミはケガをしていました。
虐待のおそれのある場所から離そうとユミを誘導してきたとき、ボランティアの方はこの地域の野良猫事情の深刻さに驚き、地域猫活動を勧めようと強く思ったそうです。
遊歩道に残る餌の食べ残し、手術されていない野良猫たち、増え続ける子猫、植え込みの中で死ぬ猫の始末をぼやく清掃員の話など問題は山積みでした。ユミのような猫を増やすわけにはいかない、と地域の環境を考えるスタートになりました。
1年後ユミは無事地域猫になりました。しかしもともと離れた場所にいた猫なので餌場に定着とはいかず、餌を運びながら誘導を試みましたが、次第に隣町の駐車場に置かれた餌を食べるようになってしまいました。管理は難しい状況で、3年後認定を外す結果となりました。
昨年まではその駐車場でユミを何度も見かけましたが、最近は出会えていません。無事でいることを願っています。ユミがいなければ、会は出来なかったのですから。
※12月30日の投稿はお休みさせていただきます。