2023年10月14日
半年ほど前から、餌やり作業を見学している女性が気になっていました。
初めて見かけた時、当番の餌やりサポーターと親しげに話を交わしていたので友人だと思い声は掛けませんでした。地域猫の名前も分かっている様子で、名前を呼びながら楽しそうです。
そのうち、自転車を止めて餌場の木の根元に座り込んでいる彼女を見かけるようになりました。猫達を待っている様子です。
話しかけてみると、餌やりサポーターの友人ではないようで、近所に住んでおり、猫が好きだが飼えない。なので地域猫達を見るのが楽しみ。仕事に行く途中で見かけてから休みの日も来るようになったというのです。
触ることが出来る「ケリー」が特にお気に入りで、嬉しそうに撫でながら「可愛い!!」の連発で「地域猫」についての説明にも興味がなさそうでした。
そのケリーが歯肉炎で弱っていた時期はショックだったようで、投薬して何とか持ち直したときは、涙ぐんで喜んでいました。
可愛いだけでは済まない地域猫の現実。治療の難しさ、投薬の苦労を分かってもらえれば、地域猫活動の目的に気がついてくれるかもしれません。