2023年09月30日
※猫の名前、背景写真は仮です。
3ブロックの猫達の餌やりは夕方です。朝、空腹で集まってくる猫達に餌やりをする他のブロックと同じ方法は難しかったのです。昔餌やりをしていた住民のベランダでエサ皿が置きっぱなしだった状況から、エサ皿が空になる夕方頃、餌やりのスタイルになりました。
餌付けされた三毛猫1匹が生んだ兄弟猫が多く、行動を共にする子猫たちの観察はしやすい場所でした。他の猫と年齢が違う「ココア」は行動が読めず、いつも必ず現れるという猫ではありませんでした。
記録の為にココアの写真を撮ろうと餌場に行っても、なかなか遭遇出来ず、かなり前の古い写真から、目ばかり大きな痩せた黒猫という印象でしかありません。
7年目に入っても相変わらずうわさに聞くだけの地域猫であり続けたのですが、担当者から時間通りに現れることが多くなってきたという報告を受けて、撮影に挑戦することにしました。
もし撮影出来たらラッキー、という軽い気持ちで餌場に向かうと、階段口の1階の庇から大きな黒猫が見下ろしているのです。初めはボスねこ「ヤマト」かと思ったものの、耳カットが左のメスではありませんか!
担当者に写真を見てもらいココアだと確認できて7年越しの願いが叶いました。
同時にその変貌ぶりに驚き今までの活動の年月を実感しました。
地域猫としては変則的なありかたでしたが、これからは少しずつ管理しやすい方向に向かっている気がします。