2023年08月12日
もともと砂漠地帯で生活していた猫の先祖は、水分を食べ物から摂取し、水を飲む習慣がなかったそうです。体内の水分を効率よく使うため腎臓に負担をかける濃い尿を出すので、腎臓の病気になりやすいと言われています。
これまで具合の悪くなった地域猫を病院へ運ぶと、検査結果で腎臓の数値に問題があるとよく言われました。
ドライフードを与える時は水を沢山飲ませる必要があると聞いて、餌やりの時は私達も水を用意して飲ませるようにしています。
大きな容器を用意して毎日取り替えたり、空いた餌皿に注いだりと、それぞれのやり方で与えています。共通しているのは新しいきれいな水を飲んでもらいたい思いです。ところが、猫達はそうした水より水たまりや放置されたバケツに溜まった水を好むのです。
汲みたての冷たい水より日なた水が飲み易かったのかもしれません。汚い水を飲んで大丈夫だろうかと心配することもありましたが、地域猫になる前はそんな水を飲んで生きていたのです。
高齢猫が増えてきたこの頃、水入れの前にいつの間にか行列ができていることがあります。
いつしか、水を飲む量が増え、時間がかかるようになりました。寒い季節はぬるま湯を用意して飲みやすく、十分な量が取れる工夫もしています。
高齢猫の腎臓疾患は、飼い猫地域猫の区別なく治療法の早い確立を願うばかりです。