2023年07月22日
毎年春先には発情期のオス猫が入ってきて、地域内をうろつくようになります。
2,3か月は続くでしょうか、明け方から独特の大きな鳴き声で住民の安眠を妨げます。
地域猫は全員手術済みでしかも高齢猫が多く、発情期のオス猫の目的は当然果たせないのですが、事情を知らない猫は毎年のようにやってきます。
以前は頻繁にあった、オス同士の小競り合いもほとんど起こらなくなっているのですが、それでも迷惑に感じる住民はいるようです。
今年よく見かけるのはまだ若い茶白のオス猫です。耳カットはありません。
薄汚れた様子はなく、人に対する警戒心も少ないようで、もしかすると飼い猫かもしれません。
オス猫の手術をしない飼い主は少なからずいて、発情期の数か月家を空けてもなんとも思わず、昔ながらの飼い方に何ら疑問をもたない人もいます。飼い猫が放浪している間に何匹もの子猫が生まれ、野良猫となり、近隣に迷惑をかけることになる、と気付かないのです。
野良猫であれば、発情期が終わって元の縄張りに戻って行くのを待つことになりますが、心配なのは、誰かが餌付けをしてしまい居ついてしまうことです。
こうした猫に「お腹を空かせて可哀想。だからついやってしまう」と餌を与える人は言っていましたが、居ついた猫に去勢不妊手術を施す人はいないのです。
安易な餌やりの結果後始末の費用は、まわりまわって住民の自治会費から捻出されることになるかもしれません。