2022年12月03日
餌やり当番は、最後に活動日誌に作業内容や連絡事項を記入して終わります。
初日から7年間に及ぶ記録が、いつの間にか厚いファイルになって自治会倉庫に保管されています。
日誌によって地域猫の異変を素早く知ることが出来れば、しっかりとした管理につながります。
見慣れない猫の出没や病気の猫の対処のためにも役立ちます。
餌を貰えると分かった猫は定着してしまう確率が高いため、これ以上猫を増やさないという会の目的を、日誌を通して確認しあう必要もあります。
糞取り清掃作業も効率よく行うために、情報交換が大切です。猫は排泄場所を決めていることが多く、ポイントが絞れないと時間がかかるため、日誌に糞取り箇所を記入する項目も作りました。それらを参考にしながら負担の少ない作業を目指しています。
始めたばかりの頃の日誌を読み返すと、地域猫の名前と顔を覚える苦労から始まり、餌場に定着させようと、一生懸命だった日々が懐かしく思い出されます。
この頃は活動日誌もデジタルファイルでスマホやPCで保管できるそうです。記録も簡単でどこでも閲覧でき情報交換も早くて便利、という話に心動かされますが、私達アナログ世代はファイルの厚さで、これまでの積み重ねの日々を実感できるのかもしれません。