2022年09月07日
餌やりは地域猫の管理には必要不可欠な作業です。
もし、餌場に見慣れない新顔が現れたら大事件です。オスか、メスか、耳カットは有り、無し? 情報交換が忙しくなります。もしメスが居着いて子猫を産んだら大変です。手術のための捕獲作業が待ったなしになります。放置すれば、頑張って減らした猫が再び増えて元の状態に戻りかねません。
※飼い猫ではないという確認が絶対に必要です。
オスは少し違った対応になります。よそからやってくるオスは発情期で、メスを求めてうろつく場合がほとんどです。時期が過ぎれば元の縄張りに戻っていきます。毎年見覚えのあるオスを見かけ、ここにきても目的は果たせないのにまったく懲りないやつだなあと苦笑して見送ることもしばしば。
問題なのは発情期が過ぎても帰らないオスがいることです。シーズン真最中は餌どころではなくメスを追いかけるのに夢中ですが、終わると今度は食欲復活。地域猫の餌をねらって餌場に現れます。ここでしっかり私達がガードして餌がもらえないとわかると戻って行くのですが、管轄地域のどこかでこっそり餌を与える人がいれば定着してしまうのです。
こっそりではなく、目的のある餌やりに変えてもらいたいと思います。今管理している地域猫の一代限りの生を全うさせ、数を増やさないために地域猫活動に参加しませんか。