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【タイガママ3】歯肉炎を乗り越えた結果

2025年12月06日

背景画像:写真AC

歯肉炎の症状が疑われる

毎年夏になると蚊のアレルギーに悩まされ、痒みで掻き壊した耳と身体の脱毛で辛そうな「タイガママ」。涼しくなって症状も落ち着きほっとしたのも束の間、「この頃口を痛がって餌が食べにくそうです。」という当番の報告が日誌に書かれていました。

確かに食べるのに時間がかかり、何度も口を擦る動作を繰り返しています。「ドラ」「ケリー」と同じ症状で歯肉炎が疑われました。2年前のケリーは投薬のタイミングが遅れて状態が悪くなり餌場に現れず、担当者が気を揉んだ経験から、こうした場合は迷わず早めの投薬をすることにしています。

「ちゅーる投薬」で順調に回復

背景画像:写真AC

他の猫達に比べてもひときわ用心深く臆病なタイガママですが、②ブロックの「黒兵衛」や「アラン」のように投薬を警戒するのではという心配は杞憂でした。

「ちゅーる」に入れた「抗炎症剤」を5日間問題なく飲んでくれました。

症状は治まり今は普通に餌を食べられるようになりました。

しかし対処療法は出来たものの、他の猫達同様抜歯などの治療は出来ず、口の問題を抱えた猫の仲間入りです。

今回は早めの投薬で彼女の負担も少なかったようですが、黒兵衛やアランのように年齢が上がるにつれ、度々繰り返すようになる歯肉炎の症状に私たちにも不安が募ります。

警戒心が強く、餌場に定着するのに数年かかったタイガママ。これからも地域猫として落ち着いた日々を過ごせるとよいのですが。

予告

次回の地域猫紹介は、「ケリー」の続編(6)です。
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