2025年06月21日
背景画像:写真AC
イラスト:ChatGPT
定例会議の前に準備した会議資料を会員宅のポストに届けています。先日、ポストに入れていると、年配の女性から声をかけられました。
「何のお知らせ?」と聞くので「地域猫の会の会議資料です」と答えました。
「あら、猫を飼っている人たちが会を作っているの?」
私は帰ってきた言葉に驚き、言葉がすぐに出てきませんでした。
「猫の飼い主の会ではありません。」
そう答えると「何の会?」と笑顔で問いかけてきました。
そこで地域猫活動の趣旨と目的を少しお話しすると
「ここに住んで長いけど、そんなことをやっていると知らなかったわ。大変ね、ご苦労さま」とねぎらいの言葉を返してくれたのです。
活動を9年間続けてきて充分に周知は進んでいると思い込んでいました。現実の厳しさに考えを改めないといけないようです。地域猫活動の啓蒙をしている団体の代表者が言っていましたが、多くの活動場所で住民の賛成は2割、反対2割、残り6割が無関心であると。
むしろ無関心でいてくれた方が活動を進めやすいし、賛成派が粛々と活動を進め、反対派の声に押されなければ良いのだという趣旨でした。
目的を果たすためには必要な条件でしょう。しかし実践している立場にとっては残念な思いもあります。猫に限らず命を尊重する人たちが大多数を占める社会であってほしいものです。