2024年08月17日
画像:写真AC
7月初め頃、歩道で餌やりをしていると70代ぐらいの男性がいきなり話しかけてきました。
「ここの猫たちは贅沢な餌をもらっているね。自分が持ってきた餌には見向きもしないわけだ。」
「この猫たちは地域猫として管理されていますので、餌をやっていただく必要ありませんよ。」
私の返事を無視するかのようにバッグの中からドライフードの袋を取り出し見せました。
「こんな安物だからね。外の猫はこんなもんで良いだろう?」「よそで餌をやっているがその猫たちは自分のこのフードを喜んで食べるし、中には触らせて抱き上げられる猫もいる。野良猫に缶詰を覚えさせたらお金がいくらあっても足りなくなる。」
私達が地域猫に与えている餌は、総合栄養食である事に気を付けているだけで特別高価なものではありません。
その男性は缶詰が贅沢であると言いたいようでした。
つまりお金をかけずに餌やりをしたいのでドライフード以外やるなと言いたいのでしょう。「地域猫」については全く知識も興味もなく、勝手な持論を押し付けてくる困った餌やりの一人です。
これから別の場所で待っている猫に餌やりをしてくると言い残し、こちらの話も聞かずに去っていきました。
彼は野良猫に餌を与えて助けているつもりなのかも知れません。その猫たちが不妊去勢手術を受けていなければ、子猫を産み野良猫を増やす結果に繋がることなど考えてはいないようです。