2024年06月29日
背景画像:写真AC
昨年5月から餌やりサポーターの新規加入もあって、各ブロック担当者の人数バランスを取るために人手不足気味の他ブロックにお手伝いに行くことにしました。
これまでも何度か他ブロックで餌やりする機会もあったので、猫達の情報も持っているつもりでした。「エリ」は正規の餌場から離れた場所での餌やりになる事や他の猫達は他のブロックよりかなり早い時間から待っている事など、普段と違う作業に久しぶりの緊張感を覚えました。
この時はまだ最大の難敵が待っていることに気付いていませんでした。
餌場に着くと猫達が集まってきます。3匹が食べ始めるのを見届け、遅れてやってきた「チャタロウ」が目に入ったので、エサ皿を手に一瞬振りむいたのです。食べていた「クッキー」が悲しげな声を上げました。あったはずの皿が消えています。カラスが咥えていってしまったのです。
頭上の木に止まったカラスが大きな鳴き声で情報交換をしているようで、やがて仲間が集まってきました。不慣れな餌やりが来たことに気付かれてしまったようです。
カラス達はからかうように猫達の回りを歩き回ります。
これ以上の被害を防ぐため後は細心の注意を払いながらの餌やりになってしまいました。
「カラスに背中を見せてはいけません。目の前で猫達を食べさせる事が大事です。」
失敗の報告に返ってきたアドバイス、肝に銘じます。