2023年09月16日
※猫の名前、背景写真は仮です。
うさ美の治療費が思いがけず高額になり、私達に重要な課題として残り、意見が分かれる結果となりました。
限られた医療費をどう生かすかバランスを考えなくてはなりません。
高齢の猫が増えるにつれ、治療対象が増えていくのは避けられず1匹だけに治療費を集中させるのは難しくなります。
獣医師に地域猫だと告げると治療は何処までしますか、と問われ命に向き合う決断の重さに葛藤するばかりでした。
病気の猫を病院に運ぶと、初回の検査で16000円以上かかります。もし手術が必要になればとても会の予算では賄いきれないでしょう。
最善の治療をお願いするとなれば他の猫に治療費が回らなくなります。
そもそも、飼い猫でもない地域猫に治療をする必要があるのかという声も聞こえてきます。
しかし、地域猫として管理している以上は病気の猫を放置することは、「虐待」にあたると動物愛護法に規定されているのです。
定例会の話し合いでは、一匹につき上限は3万円までとし、特例として5万円までは認めるという決定に至りました。
うさ美のあと入院治療が必要になった猫はいませんが、その時はまた新たな課題が生まれるかもしれません。
地域猫活動の認知が進んで、最近は住民の関心が薄れ、寄付金や賛助会員が減ってきています。そうしたことも治療費の上限を設けざるを得ない一因になっていると考えています。