2022年09月10日
梅雨明けを迎え雨の日の餌やりの苦労から解放されると、今度は暑さ対策が必要になってきます。加えて厄介なのがやぶ蚊の攻撃から身を守ることです。
携帯用の蚊取り線香を下げたり、虫よけスプレーを使ったり、私たち人間は対策を立てられますが、地域猫たちは執拗な蚊の攻撃にさらされ、何匹もの蚊にまとわりつかれながら、餌を食べています。
体毛の少ない無防備な耳を刺されることが多いようです。やがて、痒みで耳をかきむしり、血だらけの痛々しい様子で現れます。すべての猫がそうなるのではなく、ひどくなる猫は決まっているのです。
動物病院の医師に改善策を相談してみました。耳が爛れてひどくなる猫は蚊のアレルギーがあり、飲み薬やかゆみ止めの軟膏は処方できるのですが、蚊に刺されると同じことの繰り返しになるそうです。蚊に刺されない環境でなければ治療の意味がなく、やぶ蚊の多い植え込みで暑さを凌ぐことの多い地域猫たちに、蚊よけの策はありません。
それでも爛れのひどい猫に抗生剤をえさに混ぜて飲ませてみましたが、少し改善したように見えても、しばらくすると同じ状態に戻ってしまいました。蚊に刺されると治療の意味がないということに納得するしかありません。
夏が過ぎるのを待つだけです。